児童向け、小学生から始めるプログラミング言語として、スクラッチ(Scratch)は最適です。
たくさん用意されているキャラクターや背景を使っていろんな種類のオリジナル作品を作ろう!
ここにある課題を順にこなしていけば、スクラッチの使い方やプログラミング方法が身に付くよ。
キーボードやマウスを使ってキャラクタを動かすゲームだけでなく、算数で覚えたことを応用した図形描画もできるよ。
生身の人間なんだから、計算そのものではなく、どの順番でどのように計算させるかを考えることが重要なのです。
スクラッチでのプログラミングは、その人間として大事な力を鍛えてくれます。
◇◆ 目的 ◆◇
入力した数字の約数を見つけるプログラムを作ります。
割った余りブロックの使い方を実践で学ぼう。
番号 | イメージ | 内容 |
---|---|---|
S-E11 | 約数けいさんきLite入力した数字の約数を見つけるプログラムを作ろう 習得:割った余りブロックの使い方を実践で学ぶ |
『スクラッチ』の画面を出しておこう。
算数の『約数』についての基礎知識を学んでおこう。『割り切れる数』が約数だよ。
例:12の約数{1,2,3,4,6,12}、10の約数{1,2,5,10}、15の約数{1,3,5,15}など
スクラッチは小さい子でもできるけど、3年生くらいから始めるのがいいかもしれない、ってことで、スクラッチの解説では漢字にフリガナは振りません。国語の勉強だと思って漢字も覚えよう!
このプログラムの流れをおさらいしよう。
① 調べる数を聞く(例:60)
② 1から順に調べる数で割ってみる(例:60÷1、60÷2、…)
③ 割り切れたら、割った数を約数として言う(例:60÷1は割り切れる)
④ 調べる数を増やして、最後まで繰り返す(例:60÷60まで繰り返す)
入力した数の回数だけ繰り返すのと、もし~ならで割り切れたときだけ言う、そこがちょっと難しいかな?
もし〈((答え)を(調べる数)で割った余り)=0〉ならのブロックを作るのが難しいかもしれないけど、外側のブロックからはめていくと作りやすいよ。
プログラムの始まりは旗が押されたときだよね。
変数調べる数は約数かどうか調べる数なので、最初は0にしておかないといけない。
2回目以降は変数が残っているので、前回の数値が使われるとおかしなことになってしまいます。
ここでは2つのことをしています。
(1)約数かどうか判断する
(2)約数を言う
例えば333と入力した場合、
333÷1=333余り0なので「1は約数」と言う、333÷2=166余り1なので言わない
333÷3=111余り0なので「3は約数」と言う、333÷4= 83余り1なので言わない
333÷5= 66余り3なので言わない、333÷6= 55余り3なので言わない、
333÷7= 47余り4なので言わない、333÷8= 41余り5なので言わない、
333÷9= 37余り0なので「9は約数」と言う、・・・・
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…333÷37= 9余り0なので「37は約数」と言う、・・・・
…333÷111=3余り0なので「111は約数」と言う、・・・・
…333÷333=1余り0なので「333は約数」と言う
このように、余りが0だった時だけ約数だと言ってくれるんだ。
『約数を言っている時間が短くて見逃しちゃうよ』ってときは、
~~と(1)秒言うの部分の1秒を好きな時間に変えればいいよ。
(答え)回繰り返すで挟まれたブロックはその回数だけ繰り返されるよ。
繰り返すと
1ずつ変えるの
組み合わせで
答えの数字の回数だけ
1ずつ増やされるよ。
いろんな数の約数を調べてみよう。
いろいろ調べていくうちに、約数が多そうな数字、約数が少なそうな数字などが分かるようになるよ。
もう知っているかな?
偶数(ぐうすう)なら2で割り切れる、とか、例えば123とか桁の数字を全部足した結果が1+2+3=6のように3の倍数になっていたら3で割り切れるとか、その中でも333のように、足して9の倍数になると9で割り切れるとか、数字にはいろんな性質があって、使えるようになると便利だし、楽しくなるよ。
この課題はここまででOKだよ。ここまで出来たことの証拠を送ってくれればこの課題はクリアだ!
下記①を送ってね
①約数を探すプログラムのスクラッチのセーブデータ
※さらに、工夫を追加してくれたら追加ポイントゲットのチャンス!工夫した内容を添えてね。
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